次世代のビジネスモデル・アーキタイプ

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バイモーダルなビジネスモデル開発

今ちょうど、神戸で秘密の勉強会に参加しているのだけど、そこでバイモーダルという話が出てきた。ITの世界では、ふたつのモードを使い分けるバイモーダルなやり方が必要だと言われている。

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IT部門は、安定稼働を求めるモード1であり、規則を遵守する侍のイメージだという。開発手法は、いわゆるウォーターフォール型で、すべてを詳細に計画して開発していくことになる。一方、ベンチャーなどにおけるIT活用は、柔軟に対応する忍者だという。こちらはアジャイル開発手法を採用する。

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ビジネスモデルにもこのバイモーダルは必要になる。すでにできあがったビジネスモデルを守るモード1(侍モード)も重要であるが、新しいビジネスモデルを構築しようとすれば、当然モード2(忍者モード)が重要だ。

いわゆるリーンスタートアップは、忍者モードでピボットを繰り返しながらビジネス展開していくことになる。一方、一度完成したビジネスモデルを拡大していくときには、侍モードで堅牢にしていく必要になる。

この2つのモードは、相矛盾している。しかし常に両方走らせなければ、ビジネスモデルは持続しない。