次世代のビジネスモデル・アーキタイプ

最新ビジネスモデルを分析、図解、パターン化してお届けします

資生堂によるネスプレッソ・ビジネスモデルの挑戦〜カートリッジによるカスタマイズ

肌の状態、環境によって配合や量を変えるというカスタマイズ美容液と乳液。ネスプレッソと同様、カートリッジの継続購入によるリカーリングビジネスモデル。

オプチューンは個人が自宅で使うスキンケアシステム。専用機器に美容液と乳液のカートリッジをセットして、肌状態や環境によって配合や量を変えて抽出する。機器は無料で貸し出し、カートリッジを継続的に購入してもらう仕組みだ。カートリッジは美容液3種と朝・夜用2種の乳液が入った5種類。エスプレッソマシンと専用カプセルコーヒーを販売するネスレのネスプレッソや、プリンターのように消耗品で稼ぐスタイルはスキンケアでは初めての試みだ。

newswitch.jp

 

アプリは、画面で見る限りその日の温度や湿度、天気なども参考に、肌を撮影して抽出液を決めるようだ。

f:id:ryu2net:20180716101557p:plain

 

5種類のカートリッジがあり、それを継続販売することで利益を上げていくことになる。 

f:id:ryu2net:20180716101416p:plain

こうした取り組みをリーンスタートアップの考え方で、実行しながら学習を深めていくようだ。ネスプレッソもそうだが、月々のまとめ買いとは違い、その日の状態(肌の状態や気分)でいろいろとカートリッジを使い分けるというカスタマイズができる。こうした月額利用サービスの欠かせない要素なのかもしれない。

f:id:ryu2net:20180716103355p:plain