次世代のビジネスモデル・アーキタイプ

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パブリッシャーがサブスクリプション・ビジネスモデルを実現するために必要な二領域人材

 パブリッシャーのなかで、広告ビジネスモデルとサブスクリプションビジネスモデルが対立しやすい。

ふたつの部門が競い合っている状況では、声が大きく、短期間で収益を増やせる部門(たいていは広告部門)が技術や製品といったリソースを独り占めし、もう一方の部門(たいていは消費者向けビジネス部門)が損失を被ることになりかねない。

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その解決方法として、ひとりのCRO(最高収益責任者)に両方を見るようにさせて、最適解をはかるやり方をとっているらしい。しかし、そのふたつの経験をしている人材はなかなかいない。人材が最大の問題だという。広告営業と編集の対立であり、そのふたつを経験している人材は少ない。

このように、新しいビジネスモデルを導入する際、旧来のビジネスモデルと新しいビジネスモデルを調和させていくプロセスが必要となる。そのときに求められるのは、2つの異なる領域の架け橋となるような人材なのだ。