よくあるのが、本社ではなく子会社がイノベーションを興すケース。富士電機から富士通が生まれ、NTTからドコモが生まれ……。傍流が本流を越えるのは、本流では取り組めない小さな事業に取り組めるからなのかもしれない。
その意味で、ハワイという限られた場所で販社がカーシェアを始めるというニュースに、いろいろ期待してしまう。
ただ、このケースでは、トヨタ本社の開発したプラットフォームが活用されている点。戦略的に、ハワイで実証実験をやっているという意味合いが強いのだろう。
「Servco社のカーシェアサービス『Hui』は、地域に根ざした販売店が、トヨタのMSPFと自らの資産を有効に活用し、安心、便利で、先進的なカーシェア事業を迅速に展開できることを実証したものです。
ここで得られた成果を、グローバルな取り組みに反映し、魅力的なモビリティ社会の確立に貢献して行きます」と話している。