次世代のビジネスモデル・アーキタイプ

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互助型モビリティにおける贈与経済ビジネスモデルの可能性

コミュニティビジネスモデルでは、信頼経済をどう設計するかが重要である。

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 その信頼経済を、さらに推し進めた信頼のデザインに取り組むのが、「CREW(クルー)」である。uberとは異なり、モビリティ提供者と消費者が対等の立場で、互助的な関係を結んでいるところに特徴がある。代金を任意の謝礼としているのだ。

 

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決済料金の内訳は、以下の通りです。
1.ガソリン代・高速道路料金といった「CREWパートナーの実費分」
2.サービス利用に伴う「マッチング手数料及び安心安全保証料」

※マッチング手数料20円/1ドライブ、安心安全保障料20円/分(ドライブ中のデータ通信及び移動のモニタリング、カスタマーサポート等)
※当社へ支払われる手数料であり、CREWパートナーに渡ることはありません

また、上記実費相当額及び手数料等と合わせて、
CREWパートナーに対して任意に「謝礼」(感謝の気持ち)をお支払いただくことができます。
「謝礼」の有無や金額は、自由に設定することができます。

 

かれらは、「おもてなしとありがとうの循環」と言っている。これは清水博先生の「与贈循環」を思い起こさせる。IT技術を活用することで、これまでの等価交換をベースとした貨幣経済から、感謝の循環をベースとした贈与経済の可能性が生まれている。

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