次世代のビジネスモデル・アーキタイプ

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ビジネスデザインアワードでの審査基準への違和感 ービジネスプランではなくビジネスモデルを評価すべきー

デザイン領域はどんどん広がっていて、ビジネスもまたデザインの対象となっている。このアワードでは、利潤のあげられるビジネスとして、技術資産を使ったデザイン提案を求めている。単なる商品提案ではなく、事業提案である。

www.tokyo-design.ne.jp

 

だた残念なのが、審査基準が「ビジネスプランの完成度」となっている点。

 

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「ビジネスプランが利潤を生む構造になっているか」という質問は、「プランが構造になっている」という表現そのものに、矛盾を感じる。プランは構造ではなく、時間軸での流れである。構造を見るのであれば、ビジネスモデルというべきであろう。

www.biz-model.jp

構造とは、ものごとの空間的把握であり、その構造が動いていく時間軸の動的変化が、プランとして記述されるというのはあれば、納得するのだけど。